屍者と諜報、という設定までが伊藤。 最後のほうが、お話でなく、あらすじになっている感じだが、生物という乗り物のドライバーとはなにか、 という良いSFだった。
ニューロマンサーとか読んでおかないとダメかな。
宮部のファンタジーは下手、江戸時代モノは面白いけれど緩すぎ、もっと胃が痛くなるような現代モノを書け、と日頃、思っている。 胃が痛くなるまではいかないが、緊張感のある法廷モノとして面白かった。 感情のブレ幅を大きく取れる便利な馬鹿として子供の話にするケースがあるが、 本作は孤島として学校を使っただけのように思う。