章ごとに話し手が変わっていく形式。それぞれの人生が見えてくる上手さで読み進められるのだが、最後が拍子抜け。
女三代の伝奇/大河小説。インパクトが全くない"何者でもわたし"で話を締める構成は、勇気が必要だっただろう。