2010-08-27(Fri) [長年日記]

_1 [読書] マイケル・サンデル "これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学"

サンデルの考えは3。

  1. 正義とは、功利性や福利を最大限にすること(最大多数の最大幸福)
  2. 正義とは、選択の自由の尊重を意味すること(リバタリアンのいうところの選択、リベラルな平等主義者のいうところの選択)
  3. 正義とは、美徳を涵養すること

中立的な社会、法律を作ると1, 2に行ってしまいがちだが、道徳、美徳が判断の根拠となっている事柄も多い。 そこに踏み込んで政治を行うべき、という話なんだろうか。

涵養 = かんよう なんて読めない。

_2 [読書] 近藤 史恵 "サクリファイス"

人物設定がロードレーサーというのではなく、ロードレースネタのミステリとして成立しているいい話だった。

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